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まず最初にシートを外し、タンク上部の小物入れ部を外します。
6本のうち前方2本は非常に外しにくいので、自分の場合最初から外しっぱなしにしています。
ちなみにこの2本が無くても、小物入れは結構水が入ることも無く、重宝しています。
この時点でハンドルグリップにカバーをつける等の対策もしておきましょう。
あ、初歩的なことですが、あらかじめエンジンを温めておいてくださいね。 |
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次に左側のカウルとタンクを外します。
カウルは写真の5箇所で留まっています。
タンクは前段で外したカバー下に1本、側方に2本の計3本で留まっていますので、確認してください。
あ、タンク外す前に両側のタンクのコックを閉じておいてください。さもなくばタンクのホース外したときにガソリンが駄々漏れになります。
また、ついでにアンダーガードの取り付けネジを外しておきましょう。ロールオーバー後の画像の銀色のステーはオイルタンク側のオイルを抜くときに邪魔になるので、これも外します。
う、オイルで手が汚れていて、このあとの写真が少ないので御勘弁ください・・・。 |
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さて、ここまできたらエンジン側のオイルを抜きましょう。
写真の下側矢印がドレンボルトですが、もう一つの矢印もオイルフィルター部のドレンボルトになっています。
ドレンボルトはすべてで3箇所(残り1箇所はオイルタンクのドレンです)、どれも磁石がついているので根気よく付着した鉄粉を取り除きます。 |
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今度はオイルフィルターを交換します。
ちなみにオイルフィルターは大きいのが1本ですが、オイルスクリーンがエンジン側とオイルタンク側に各1箇所ついています。
オイルフィルターはさすがに再使用できませんが、オイルスクリーンは汚れの付着が軽度ならば、再使用可能と思います。でも綺麗に洗浄するのは当然ですが。 |
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この写真は外した直後のオイルスクリーンです。
左側がオイルタンク側、右側がエンジン側です。
これらの役割は大きめの鉄粉やゴミがオイル中に浮遊しないように設けられていると思われますが、結構汚れていません、自分の場合。
まぁ1000km点検時はゴミ(液体ガスケット状のものや鉄粉)が多く詰まっていて、さすがに交換しました。
写真はありませんが、オイルタンク側のオイル抜きとスクリーン交換が特に面倒に感じます。
周囲にハーネスやガソリンチューブが密集しているので、これらに廃オイルを浴びせないように作業します。
ロールオーバー後の写真はピンぼけですが、オイルタンク側のドレンボルトです。こちらも鉄粉がびっしり付いていて、磁石がいい仕事しているように思えます。 |
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写真が少なくて資料にもならないかもしれませんが、なんとなく面倒だなぁ、というのが判っていただけたと思います。
今回使用したのはこのオイル、Sell ADVANCE ULTRA 15W-50です。
きちんと注ぐ前に各ドレンとフィルター取り付け部の締め付けを確認してから注入して暖気、そしてオイル量を確認してください。
外す個所があまりに多いので、車体にタンク等を組み付ける際にはハーネスの噛み込み等に十分注意しましょう。
そいいえば、日本語マニュアルにはオイル容量は3.0Lと書いてありますが、間違いです。
正しくはオイルフィルター交換時で3.3Lですので御注意ください。(ショップ向けマニュアルに記載)
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問題なくオイル交換を行えるようにするために必要な事項をまとめてみました。
@ あらかじめマニュアルを熟読してから作業に取り掛かる。
A オイルを受ける器を2個用意し、エンジン側・オイルタンク側のオイルを抜く。
B 各種パッキン・シール、もちろんオイルフィルターも新品使用。
C スタンドは最初センスタ、大まかにオイルを抜き終えてからサイドスタンドで車体を傾けて排出。
最後になりましたが、慣れればそんなに面倒でもないですよ。
普通のドライサンプエンジンのオイル交換に加え、フィルター類が増えて、外装パーツの取り外しが必要になっただけです・・・?
ちなみに、外装取り外し等も含め、全作業で約2時間かかりました。orz |