YAMAHA WR250R〜ガード類装着〜
最終更新日2010/12/29(新規)
オフロードを走るにあたって、切り離せない問題は転倒・破損による自走不可状態です。
この状態になれば下手すれば遭難します。
だってガソリンがあっても走行できなければバイクはただの重りか鉄の塊ですから・・・。
ここでは、そうなる前に「破損防止」を目的として、パッシブセーフティとしてのガード装着を紹介します。
部品の注文は各自、部品番号を確認の上注文してください。(記載の番号が違っていても責任とれません)
また、装着・加工に際しては各自の責任の元に作業を行ってください。当方は一切の責任を負いません。
スキッドプレート

 普通にダートを走行しても、前輪が飛ばす石・礫は結構多いものです。
これが原因でクランクケースに傷が入る程度ならまだ問題ないですが、たまに大きな石が弾けてぶつかったりします。こうなると傷では済まなくなり、クランクケースが割れてオイルが漏れ、走行不可能・・・ということも十分に有り得ます。
 そこで、大きな石が当たったり、ガレ場や丸太越えなどで下回りをガリガリぶつけたとしても、クランクケースの致命的ダメージを防止するために装着します。
 今回採用したのは左の製品で、購入検討当時、比較的安くて厚さ4mmの製品ということで購入しました。

ZETA EDスキッドプレート
品番 ZE55-2400
価格 \15750


 ちなみに、MXコースでバンバン飛びます!って人は必要最小限のガードの「グライドプレート」がお勧めです。上記のガードだとちと重さを感じると思いますので。
 でも、サイド部のガードが無いのでご注意を!
ハンドガード

 今度は転倒時に破損しやすいところをガードしていきます。
 ハンドル周りには多くの操作部が集中していますので、ここが破損すると自走が難しくなります。
 例えば、レバーが折れたり、立木とハンドルに手を挟まれたり・・・。アクセル部が潰れてアクセル操作ができなくなることもあります。(管理人はすべて経験済み)
 これらを防止するため、いわゆるハンドガードを装着します。
 今では色も形もいろいろありますので、好みで選ぶことが可能です。
 昔(20年ほど前・・・1990年代)はアチャルビスの白いプラスチック製のハンドガードくらいしかありませんでしたねぇ。

 今回は、値段と見た目のバランス、またレバーとの干渉防止でベンド形状(クラッシュバーのグリップ付近が下方に湾曲している)を装着したかったので、以下の製品をチョイスしました。
 なお、プラスチックのハンドガード部は大きいほうが便利でカッコいいと思うのは自分だけでしょうか?雨風がいくらかしのげて、見た目のバランスもちょうど良いと思うのですが。

ZETA アーマーハンドガード ベンド SXハンドルバー(28.6mm)
品番 ZE72-0101(ブラック)
価格 \10710


ZETA XCプロテクター
品番 ZE72-3104(ブルー)
価格 \3465

ラジエターガード

 水冷エンジンの車両において、転倒時にラジエターを損傷し、走行不可能になるという事態を見たことがあります。立ちゴケ程度でも、倒れた方向に障害物があってちょうどラジエター部分に当たったりすると簡単に壊れます。
 車種によっては最初からラジエターガード(又はコアガード)が装着されていたりもしますが、普通の国産バイクには付いていません。しかも、一般市販車ですから付いていなくて当然とも言えるでしょう。

 前々から欲しかったのですが、製品としてあるのは「レアルエキップ」のチタンラジエターガードのみで、¥15000もします。そこで躊躇していたらヤフオクで海外製品が出品されていました。
 ここのメーカーの製品はハスクバーナTE250のラジエターガード、アンダーガードに使っていたので個人的には馴染みがあります。(世間一般ではマイナーでしょうが)
 質実剛健という言葉がぴったりな、とても頑丈そうなガードです。
 難点は、取付がちょっと面倒で、ボルトを締めるときに工具が入りにくい程度です。曲げたり削ったりの加工は皆無で取付完了しました。

FLATLAND Racing
品番 #12-40 Ragiator Guard
入手価格 \6000(オークションでの落札額・送料別)

交換前の状況。小さくて頼りないです。交換後状況。あきらかに大型化して楽できそうです。
ワイドステップ

 普通のステップには、何らかの補強とか入ってると思っていたんですが、この車両のものは補強が一切入っていません。せめて、日の字か目の字程度の補強ぐらいは欲しいのですが。
 これが災いし、立ちゴケ程度の衝撃でも簡単にステップが曲がってしまうそうです。(他のオーナーさんから聞きました)
 更に、幅が狭いので踏ん張り感が希薄です。どうも暫く外車に乗っていたこともあり、ワイドステップに慣れてしまったようです。
 そう言えば以前乗っていた車両はほとんどをワイドステップに換えていたなぁ・・・。

 購入を検討してみた結果、ノーマルよりも5mm低いものが販売されていると知り、入手しました。
 5mmの差がいまいち体感できていないのですが、スタンディング時の低重心化とシッティング時の膝裏の余裕ができたように感じています。
 何よりも、丈夫な素材、丈夫な補強、幅広な踏面が一番のお気に入りです。

DRC クロモリ ワイドフットペグ(Low)
品番 D48-02-406
価格    \7560



 なお、この製品を取り付けるには、何故か専用のスプリングが必要らしいです。
 確かに、ノーマルのスプリングでは取り付けできないので、しょうがないですね・・・。


DRC クロモリ ワイドフットペグ用スプリング
品番 D48-02-006
価格    \525
ブレーキセイバー

 これ、正式名称よくわかりません。これでいいのでしょうか?


 以前、激しく転倒した際にブレーキペダルが外側に湾曲し、踏めなくなって立ち往生したことがありました。
 そこで、海外のバイク雑誌の車両を見て真似したのがこれです。(もう10年くらい前の話です・・・)
 現在は専用品も販売されていますが、自分はワイヤーとビニールチューブ、ワイヤーシンブル?だけで自作しています。それぞれを1mずつ購入すれば2〜3台分は施工できると思います。
 こんなところも自作でいろいろ加工するのも、バイクの楽しみの一つですね。
 これはお金も掛からず、ツウっぽいのでお勧めです。

 加工方法は以下で行います。
 @ ブレーキペダル先端に、ワイヤーを通せる穴をドリルで開ける。
   (取付可能な穴があればそこを使用します)
 A 車体側にワイヤーを通し、固定する。
   この際、ワイヤーにビニールチューブを被せておく。(傷防止とクッションの役目)
 B クランクケースにも擦れると思うので、その場所にもビニールチューブを被せる。
 C ブレーキを踏み込んだ状態で、ワイヤーをピンと張って固定する。
   あまりに張りすぎるとブレーキの踏み代が減って止まらなくなるので注意。
   ※ワイヤーの固定はシンブルに通してペンチで潰すだけです。

 ところで、これをチェンジレバー側にも施工しようかと以前から考えていますが、なかなか踏み切れません。
 どう考えても、シフト操作の邪魔になりそうで・・・。

自作につき品番・価格は未記載
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